ライアンとジュリアのエクセレント・アドベンチャー (Ryan' & Julia's Adventure--Japanese)
さあゲームをはじめよう
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老人クルーズ船での悪夢のような出来事に心が落ちつかないまま、きみは流れに乗ってどんどん下流へ、安全な場所へと泳いでいく。クルーズ船がようやく水平線の彼方に姿を消すかというとき、下流のほうから奇妙なうなる音が聞こえてくる。音をたててるのが何ものであるにしろ、その物体はこちらめがけてかなりの早さでせまってきている。数秒後、その奇妙な音の発信源がみえた。音は、うしろに巨大な扇風機をつけた小さなボートのものだった。そのボートは、こちらの岸からあちらの岸へめちゃくちゃに、まるで川の上をスキップするように、水にはほとんど触れず飛び回っている。

呆然としているうちに、巨大扇風機つきのボートはわきをビュンと通り過ぎ、華麗な舵さばきで弧をえがきながら急展開してきみのほうへ向きを直した。方向転換をしたボートはまた速度をあげ、猛スピードできみのほうへ一直線に向かってくる。そしてき鼻すれすれのところで、大きな水しぶきを顔に浴びせて急停止した。

目から水を払い落ちついて見てみると、目の前に誰かが腕を差しのばし、つかまるように叫んでいる。きみはいわれるままその腕につかまって、水のなかからみず知らずのボートに上がった。そのボートの操縦士はクレアトス・ハックルと名乗り、このボートは彼自慢の沼地探索バギー、「オ−ルド・ベッシ−」だと紹介してくれる。きみの方からもおずおずと自己紹介をし、手を差し出してクレアトスと握手をした(クレアトスかベッシーか、どちらに手を出せばよいのか迷ったが)。クレアトスはきみの手をがっちり握り、痛いほどきみの背中をボンボンたたいて挨拶の儀式を終えた。

つかの間の沈黙のあと(といっても後方の巨大な扇風機のうなる音がうるさかったが)、ガリガリに痩せて日焼けしたクレアトスは、なぜきみがこの危険な川に浮かんでいたのか聞いてくる。遅かれ早かれ、この流域にごまんといるナイルワニのえじきになっていただろう、と教えてくれる。きみは身におこったことをすべて話してから、クレアトスになぜ彼がナイル川にいるのか聞く。すると彼は「アメリカにゃあもうめぼしいワニがいないってんでここナイルくんだりまでワニ狩りにやってきたってわけ」などなど、えんえんと話しはじめる。そしてこれからもうアメリカのミシシッピ−川へ帰るところだと告げ、バギーに同乗しないかと誘ってくれる。

ミシシッピ−川はとても長いということを知っていたので、どれくらい川をのぼっていくのか聞いてみる。クレアトスがだまっているので、きみは扇風機の騒音に負けないようにさらに大きな声で、もういちど質問する。こんどはクレアトスに聞こえたらしく、威勢のいいこの沼地探検家がいうには、目指す場所は全長約4080キロのミシシッピ−川の河口から、ほんの少し上がったところだそうだ。それから彼は、キツネ(deer fox) やウサギをはじめ川の流域にいかに多くの動物が住んでいるか、この動物たちがどれをとっても「まったくもってうめえ」ことについて教えてくれる。きみはちょっと乱暴なクレアトスの態度が気に入らなかったが、ミシシッピ川までの長い旅についていくことにした。クレアトスがベッシーのギアをおおげさな身ぶりで入れると、きみたちふたりと一台は目的地に向かって全速力で動き出した。とりあえず、きみのナイル川の旅はここで終わる...



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